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切り抜きで稼ぐ

TikTok切り抜きの始め方。YouTubeショートとの違いと使い分け

公開日: 6分で読めます著者: 因幡匠瞬

「切り抜きってYouTubeのイメージだけど、TikTokにも出した方がいいの?」。この記事は、その疑問に実務の目線で答えます。

この記事の結論:TikTok切り抜きの作り方は、YouTubeショートと同じです。許可の確認→見どころ抽出→編集→投稿という工程も、縦型・全編字幕・冒頭フックという型も共通。違うのはプラットフォームの文化と音源事情、そして見られ方です。実務の基本は、1本の切り抜きを両方に出すマルチ展開。どちらから始めるかで悩む時間より、両方に出して反応を見る方が早いです。

僕は切り抜きの制作チームとコミュニティを運営していて、作った切り抜きは複数のプラットフォームに出すのが日常です。同じ動画でも、出す場所によって反応の出方が違うのを毎回見ています。その現場の感覚から、共通点と違い、使い分けを順番に書きます。

大前提:許可・公認ルールはTikTokでも同じ

最初に、一番大事なことを書きます。配信者の許可・公認の確認は、TikTokでも必須です。

  • 他人の配信を無断で切り抜いて投稿するのは、投稿先がどこであってもNG
  • 切り抜きを公認している配信者の「切り抜きガイドライン」を、作る前に全部読む
  • ガイドラインに投稿先の指定が書かれていることがある。YouTubeのみ許可、収益化はどのプラットフォームで可、といった条件はそれぞれ違う

注意:「TikTokは短いから大丈夫」「音源に乗せるだけだから平気」という理屈は通りません。無断の切り抜きが権利の問題になるのは、プラットフォームを問わず同じです。公認の確認が取れない素材では作らない。TikTokに出すときは、ガイドラインがTikTokへの投稿を認めているかまで確認する。ここだけは例外なしです。

この確認さえ済んでいれば、あとは実務の話です。

TikTokとYouTubeショートの違い

同じ縦型ショートでも、プラットフォームの空気は結構違います。僕の体感を含めて整理するとこうなります。

観点 TikTok YouTubeショート
文化 流行の音源やネタに乗る文化が強い 配信者やチャンネル単位で見られる文化が強い
見られ方 おすすめフィード中心。フォロー外にも届きやすい印象 フィードに加えて、検索やチャンネル経由の流入もある
音源事情 アプリ内の音源を使う文化が中心にある 切り抜きでは元配信の音声がそのまま主役になる
資産性 流れが速く、過去の投稿は埋もれやすい印象 チャンネル登録で積み上がりやすい
切り抜きとの相性 配信を知らない層に「初見で面白い」が刺さる 配信者のファンが名前で探しに来る

断定はしません。これはあくまで僕が運営の中で感じてきた傾向です。ただ、この違いから実務で効いてくるポイントが2つあります。

1つ目は尺と文脈。TikTokは配信者を知らない人に届く割合が高い印象なので、前提知識ゼロの人が途中から見ても伝わる切り抜きほどTikTokで強いです。YouTubeショートは配信者の名前で検索するファンも見に来るので、文脈に少し寄りかかれます。

2つ目は音源。切り抜きは元配信の音声が主役なので、流行音源に乗る文化とは少し距離があります。ここは次の章でまとめて扱います。

同じ縦型ショートでも見られ方が違うという体感です。 同じ縦型ショートでも見られ方が違うという体感です。

1本の切り抜きを両方に出す。マルチ展開の実務

作り方の工程自体は1本分です。縦型・全編字幕・冒頭フックで作った切り抜きは、そのまま両方に出せます。工程の全体像はこの記事に書いたとおりです。

あわせて読みたい切り抜き動画の作り方。素材選びから投稿まで、1本目を出す手順

そのうえで、マルチ展開でやることは3つだけです。

  1. 編集は編集アプリで完結させて、素の動画を書き出す。投稿アプリの中で編集まで済ませると、書き出した動画にロゴや透かしが入ることがあります。透かし入りの動画を別のプラットフォームに流用するのは避けたいので、「編集データはアプリの外、投稿は各アプリで」が流用の基本形です
  2. 投稿はそれぞれのアプリで個別に行う。タイトルや説明文、ハッシュタグは各プラットフォームの空気に合わせて微調整する。動画は同じでも、入口の言葉は変えていい
  3. 音源を後乗せした場合は流用しない。アプリ内の音源は、そのアプリ内での利用が前提になっていることが多いです。元配信の音声だけで構成した切り抜きなら、この問題自体が起きません

あとは、繰り返しになりますが、ガイドラインが投稿先を指定していないかの確認だけ。ここが問題なければ、1本作るコストで2つの露出が手に入ります。やらない理由が特にない、というのが正直なところです。

どっちから始めるか。考え方はシンプル

「まずどっちをやればいいですか」もよく聞かれます。僕の答えは順番にこうです。

  • ガイドラインに指定があるなら、それに従う。判断以前の問題です
  • 指定がなくて迷うなら、両方に出す。上に書いたとおり、追加コストがほぼないからです
  • それでも1つに絞りたいなら、狙いで決める。配信者のファンに見つけてもらって積み上げたいならYouTubeショート。フォロワーゼロの状態から初見の人への露出を試したいならTikTok、というのが僕の体感です

どちらを選んでも、切り抜きの本体である「見どころを選んで、冒頭にフックを置いて、字幕を付ける」は変わりません。プラットフォーム選びは、作る力が育ってから効いてくる変数だと思っておくくらいでちょうどいいです。

投稿先で迷ったときの考え方を順番にしたものです。 投稿先で迷ったときの考え方を順番にしたものです。

出した後にやることは、どちらでも同じ

投稿後の回し方も共通です。冒頭で止まってもらえたかを1つだけ振り返って、次の1本に反映する。本数を重ねて、型を揃えて、数字を見て直す。このループはプラットフォームが変わっても同じです。伸ばし方の具体的な回し方は伸ばし方の記事に分けて書いたので、数本出したあとに読んでみてください。

よくある質問

同じ動画をTikTokとYouTubeショートの両方に出しても問題ないですか?

自分が編集した切り抜きを両方に出すこと自体は、普通に行われているやり方です。条件は2つ。元配信のガイドラインが投稿先を制限していないこと、そして透かし入りの動画やアプリ内音源を流用しないことです。この2つを守れば、マルチ展開は手堅い選択です。

TikTokの方が伸びやすいというのは本当ですか?

一概には言えません。フォロワーゼロからの初速はTikTokの方が出やすい印象は僕にもありますが、動画とジャンルによって全然変わります。保証できる話ではないので、自分の切り抜きを両方に出して、自分の数字で確かめるのが一番正確です。

音源はどうすればいいですか?

切り抜きの主役は元配信の音声なので、基本はそのままで完成します。アプリ内の音源をBGMとして足す場合は、その音源がそのアプリの外で使えるとは限らないことだけ覚えておいてください。流用する予定がある動画には、後乗せの音源を使わないのが安全です。

まとめ

  • 作り方の工程と型はYouTubeショートと共通。許可・公認の確認もTikTokで同じく必須
  • 違うのは文化・音源事情・見られ方。TikTokは初見向き、YouTubeショートはファンの検索と積み上げ向きというのが僕の体感
  • 実務の基本は1本を両方に出すマルチ展開。素の動画を書き出し、投稿は各アプリで、音源の後乗せは流用しない
  • どちらから始めるかはガイドライン→両方→狙いの順で考えれば十分

プラットフォームの違いは、正直、作りながら覚えるのが一番早いです。僕が運営するU Familyのクリッパー部には、作り方のガイドとお手本、実際の案件が流れてくるボードがあって、どこに出すかの相談もコミュニティの中でできます。1人で迷いながら始めるのが不安な人は、覗いてみてください。

因幡匠瞬

因幡匠瞬(しょうま)

U Family運営・株式会社U.ai代表。切り抜き制作を仕組みで回しながら、 稼ぎたい人が最初の一歩を踏み出せる場所を作っています。

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